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 モノクロ現像入門−長巻フィルムの利用
 長巻フィルムからの撮影用フィルムの作成
10/11/01 updated

撮影時の注意

パトローネの状態に注意
落下による破損
特に何度も使用しているパトローネの場合、やや高いところからパトローネを落下させると、上下の蓋の部分が外れてしまいます。
(かしめていないパトローネの場合)
外れると内部のフィルムが感光してしまいます。

一応、すぐに蓋をし直せば中身のフィルムの殆どは助かりますので、あきらめずに現像してみましょう。

パトローネのしまり具合に注意

詰め替えるタイプのパトローネの場合、フィルムの装填時に上下の蓋をしめます。
そこで、きちんと締めた場合でも、気づいた時には締めたはずの部分が少し浮いている場合があります。
フィルムローダーから取り出した際にパトローネの蓋が締まっていることを再度確認してください。
カメラにフィルムを装填する前にも再確認されることをお奨めします。

少し緩んでいる程度だと、殆どの場合は内部のフィルムまで感光していませんので大事な撮影以外には使ってもよいと思いますが、
状態にもよりますので保証は出来ません。


遮光布部分からの光漏れ
古いパトローネを何度も再利用していると、パトローネの遮光布の部分に隙間ができ、そこから光が漏れてくるようになります。
フィルムを現像してみて、最初の方のコマに縦筋を引いたような光線が入っている場合は、そのパトローネの再使用は止めた方がいいでしょう。

ガムテープの付着
長巻のフィルムをカメラに装填する際、フィルムをパトローネの芯に留めているガムテープの糊の部分がカメラの裏ぶたにある圧板に
付着してしまう場合が有ります。
この糊がついたまま別のフィルムを装填すると、別のフィルムにまで糊がついてしまいます。
長巻のフィルムをご使用の場合は、フィルムの交換毎に圧板の状態をチェックされることをお奨めします。
もし圧板に糊のような物が付着している場合は、付着している糊をガムテープの糊のついている面でぺたぺたととればきれいにはがせます。

現像所に現像処理を依頼される方へ
長巻フィルムの使用について
長巻フィルムは安価というメリットがありますが、現像所に現像を依頼される方にはお奨めしません。
理由は下記の通りです。
・特殊扱いになり、通常のモノクロフィルムと異なり割高な現像料金になる場合がある。
・メーカーで装填されたものでないので、フィルムの長さが既製品と異なり、現像時にコマの途中でのフィルム切断などの
 トラブルを起こす可能性が有る。
・特にパトローネを再利用したフィルムの場合、パトローネの表記と内部のフィルムで違う現像処理を行うことになり、
 現像所で本来とは違う処理を行われる可能性が有る。

なじみの写真屋さんに依頼でき、かつトラブルが起きても問題のないフィルム以外は、現像所に現像処理を依頼する事はおすすめできません。

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