About
B&W
Development
現像用品Top モノクロ現像Top Pellicule Page Top Monochrome World

 モノクロ現像入門−準備編
 印画紙現像に必要なもの−道具編
10/11/01 updated

フォーカススコープ / Focus scope


標準的なフォーカススコープ

フォーカススコープについて

引き伸ばしの際に精密なピントを合わせるために使用します。
引き伸ばしのピントを合わせる際、まず大まかなピントを目視で合わせるのですが、
その後精密なピントをこのフォーカススコープにて合わせます。
これを用いると、ピントの合った際にはフィルムの粒子までくっきりと見ることができます。
(画像が見えるというより、粒子がくっきり見える状態がピントのあった状態です)
フォーカススコープを使うことで、よりしっかりとしたピント合わせを行うことが出来るようになります。

使い方としては、引伸機の下の印画紙を置くところにフォーカススコープを置き、上のファインダー部分から覗き込んでピントを確認します。
印画紙に当たる光の一部がフォーカススコープ下部の鏡から取り込まれ、フォーカススコープ本体で拡大されることによりピントを確認できるようになっています。

尚、これを用いてピントを合わせる際は、引き伸ばしイーゼルの上に直接このフォーカススコープを置くのではなく、イーゼルの上に印画紙と同じ厚さの紙を置いた上にスコープを置いてからピントを合わせます。


フォーカススコープは、フィルム面のピントを合わすためのものです。
ですので、フィルムに写った写真のピントが合ってようがボケボケだろうが関係有りません。
最初はフォーカススコープを除かずに大体あっていると思われる程度までピントを目視であわせ、それからフォーカススコープを覗いてフィルムの粒子が映るまでピントを合わせるのです。
ですから、画面のどこでピントを合わせようが結果は同じです。
画面の真ん中部分の方が引伸機からの光の反射を拾いやすいので、その辺にフォーカススコープを置いてお使いになられると良いでしょう。
またピントを合わせる際、髪の毛、目玉など線になっているところでピント合わせをすると楽です。

フォーカススコープの選び方

フォーカススコープにも安物から高級品までいろいろありますが、それなりの視力があれば安物でも十分使えます。
(視力が悪くても意外と使えます。)
写真は最も標準的なフォーカススコープです。
定価2500円程度、実売で2000円弱となります。

大伸ばしをされるようになってから、役不足に感じられるようになればよりよいものを買い足されてもよいかもしれません。


[印画紙現像用品のページに戻ります]


このページについての無断転載等を固くお断りいたします。
ご質問・ご意見・アドバイスなどいただける方はこちらまでお願いします。

[モノクロ現像入門 トップページへ戻ります]

Monochrome World - Photo Gallery
モノクローム・フォトギャラリー
http://monochrome.g3.xrea.com/

Copyrighted (C) 2000-2010 Toshi All Rights Reserved.

i-mode  
http://monochrome.g3.xrea.com/i/