About
B&W
Development
モノクロ現像Top Pellicule Page Top Monochrome World

 モノクロ現像入門−フィルム現像の流れ
10/11/01 updated

フィルム現像の流れ
各処理の詳細については、別途フィルム現像処理のページをご参照下さい。


準備作業

現像するフィルムを用意します。
現像タンク、温度計、メスカップを用意します。
現像液・停止液・定着液・水洗迅速液・水切り液の各薬品を用意します。

現像液の液温を調節します。
現像液の袋や、下記リンクを参照して現像時間を決定します。
詳細の時間についてはこちらにも記載されています


この枠内は消灯(全暗)にする必要があります。

フィルムの巻き込み

消灯(全暗)にして、リールにフィルムを巻き込みます。
巻き込みは全暗下で行います。
暗室か、ダークバッグの中で行います。

巻き込み作業終了後、現像タンクの蓋をしめれば明るいところでの作業が可能です。


現像作業

実際に液をタンクの中に入れる前に、現像液の温度を再確認します。


現像は、

現像 → 停止 → 定着

の順で行われます。


現像

現像液を現像タンクの中に入れ、最初の1分間連続攪拌を行います。
この攪拌終了後、1分間に5秒程度攪拌を行います。
現像時間はフィルム・現像液の種類および現像液の温度、使用回数、希釈具合により異なります。
詳細の時間についてはこちらをご参照下さい


停止

現像終了後、停止液(1.5%酢酸水溶液)をタンクに入れ、1分間の連続撹拌を行います。


定着

現像液のときと同様に1分間の連続撹拌後、下記の時間定着を行います。
定着中は1分間に5秒程度攪拌を行います。

定着液の種類 商品名 定着時間
標準定着液 富士フジフィックス等 約10分程度
迅速定着液 富士スーパーフジフィックス等 約3〜5分程度

予備水洗

タンクのふたを取り、リールの中央に水が落ちるようにして30秒間流水にて水洗を行います。
次に行う水洗迅速液の前に行うことから“予備水洗”といいます。


水洗迅速液

タンク内の水を切り、水洗迅速液(富士QW等)を注ぎます。
1分間経過後、水洗迅速液をもとの容器に戻します。


水洗(本水洗)

水洗作業は、ただ水を流しておくだけです。
上記の水洗迅速液を使用の場合は5分以上、未使用の場合は30分以上とされています。


水切り作業

水洗終了後、水切り剤(富士ドライウェル等)を注ぎ、30秒以上浸します。
水切り剤の代わりに、長期保存剤(富士Agガード等)を使用する方法もあります


乾燥作業

上記作業終了後、フィルムをリールから外して干します。
乾燥終了後はネガシートに入れて保存します。


設備、道具や薬品類については、別途説明のページがあります。こちらを御参照下さい


このページについての無断転載等を固くお断りいたします。
ご質問・ご意見・アドバイスなどいただける方はこちらまでお願いします。

[モノクロ現像入門 トップページへ戻ります]

Monochrome World - Photo Gallery
モノクローム・フォトギャラリー
http://monochrome.g3.xrea.com/

Copyrighted (C) 2000-2010 Toshi All Rights Reserved.

i-mode  
http://monochrome.g3.xrea.com/i/