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 クラシックカメラ&セミクラシックカメラ情報
04/11/14 updated


ASAHI PENTAX ME-super


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My first reflex.

Specifications

Shutter : Auto & Manual (4 - 1/2000 Sec.)

絞り優先自動露出機構を備えた超小型軽量機。
1979年末の登場時は旭光学の最高級機。

ペンタックスのMEの発展型として登場、マニュアル時のシャッタースピードセレクトに
アップダウン式のボタンを採用した世界初のボタン式一眼レフカメラでもあった。

ファインダー表示には3色のLEDを使用。露出補正の際には
警告表示も現れる親切設計で、直感で分かりやすく、また舞台などの暗中の撮影に便利だった。





ME-superの取扱説明書表紙

この写真の通り、シャッターボタン部周囲のダイヤルを回すことにより、露出モードを切り替える。
シャッターはセイコー製電子式だったが、1/125とBulbのみはメカニカルシャッターとなるため
天体写真の撮影時や非常時に威力を発揮した。

ホットシューには専用ストロボ用の接点を用意。AF200S等の専用ストロボを接続した場合
充電完了と共にシャッタースピードが1/125にセットされる仕組みだった。

尚、ペンタカバー部の材質はプラスチック製だったとか。
ただこの頃のものは、現在のものと違いプラスチック製でも質感は高いといえる。

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背面写真

巻き上げノブ下の小窓は、フィルム巻き上げ時に揺れることによって
正常に巻き上げられることを示していた。

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背面の裏蓋を外した状態。

フィルム挿入部はマジックニードルといわれる独特の方式を採用。
この隙間のどこからでもフィルムを差し込むことができる仕組みだった。

この写真からはわかりにくいが、シャッター幕の線が斜めになっているのは
セイコー製シャッターの特徴である。
(コパル製は平行になっている)

壊れるまで使っていたので、ぼろぼろになっている。

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個人的に最も後輩に奨めていたカメラの一つ。
1979年の生産開始以降、1987年まで生産(販売?)が続けられたロングセラー機。
中古市場でも状態のいいものは少なく、価格も高い。
最近流行のインターネット上のオークションでも、完動機のみならず
修理不能のジャンク品でも高値がつく状況。

このカメラのユーザーには使い込む人が多かった様に思う。
以前は写真雑誌の月例欄に掲載される作例の使用機種の多くを占め、
中級機としては幅広く使われていた機種。
例えば、1988年8月号のアサヒカメラの月例では、掲載写真の使用機材中
ほぼ半分がこのカメラだったと記憶している。

状態の良いものが入手できるなら、また使用してみたいカメラ。


内部写真のページ
このカメラの下蓋を外した状態の写真があります
※警告<WARNING>
このページは、あくまで参考用(あるいは興味のため)に設けているページです。
このページを参考にしてご自身のカメラを分解された際に生じる責その他
一切の責任を負うことはできません。
もしされる場合は必ず御自身の判断と責任、覚悟にて行って下さい。

尚、もし修理が目的の場合は、御自身でされるのではなく
各カメラ会社あるいは修理会社に依頼して下さい。
これらの会社のホームページアドレスはリンクページにて扱っております。

※このカメラの場合、部品の保有期限が過ぎていますので、修理箇所によっては修理不可となります。

尚、御自身で分解した場合、社外分解品ということで修理を断られる場合もあります。


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