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 カメラをはじめて買う人のために
06/03/30 updated

カメラを買うまで

画像については、各項目から画像付きページへリンクする形をとっています。
少しずつ作っていきます。よろしくお願いします・・・。


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カメラについて

カメラについては、いくつかの種類があります。
ここで、その種類に付き、簡単に分けていきます。

種類

特徴

一眼レフカメラ 一般撮影から天体望遠鏡・顕微鏡まで万能
本格的に写真に取り組む方へ好適
二眼レフカメラ 戦後急速に伸びた分野。
最近は余り使われていない。
レンジファインダー式カメラ スナップ写真の撮影に適する
ライカなどが代表的なものとされる。
コンパクトカメラ 気軽に写真を撮りたい方向け
最近は高級一眼レフに勝る性能の
コンパクトカメラも存在する。
その他 「写ルンです」の様なレンズ付きフィルム、
ポケットカメラ、その他色々

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一眼レフカメラについて

ここでは一眼レフカメラを中心に書いていこうと思います。

「一眼レフ」とは、フィルム面へ画像を通すレンズを通った光と同じ光が
ファインダーにも入ってくる方式のカメラです。
他の形式のカメラの場合、カメラ全面のどこかにファインダー用の
覗き穴が付いているのですが、一眼レフの場合はそれがありません。

一眼レフのメリットとしては、ファインダーで覗いた構図と同じ構図が
フィルム面に写るということで、これによりマクロ(近接)撮影や
望遠鏡などへ接続して撮影することが出来るようになりました。


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どのようなカメラがいいのか?
(タイプ別に選べます)

用途

適合するタイプ

作品用の撮影 一眼レフカメラ
二眼レフカメラ
レンジファインダー式カメラ
天体望遠鏡などに取り付けて使用 一眼レフカメラ
スナップ撮影用 一眼レフカメラ
二眼レフカメラ
レンジファインダー式カメラ
日常の持ち歩き用 コンパクトカメラ
小型デジタルカメラ
写メール・iショット
メモ代わり 小型デジタルカメラ
写メール・iショット

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新品のカメラ?中古のカメラ?

カメラの場合、新品の他に中古の市場が充実しており、中古のカメラを安く買うことができます。

中古のカメラには、新品では手に入れることの出来ない機種を買うことが出来ます。
特に、オートフォーカス機が主流の現在では、マニュアル操作のカメラは貴重な存在です。

また、新品と比べての価格差は大きな魅力でしょう。

新品・中古品それぞれについてのメリット・デメリットをまとめてみました。

 

新品

中古品

メリット

中古に比べ、信頼出来る。
最新の技術を使っているので
電子的・電気的・機械的性能に
優れている。
新品を持つことへの満足
基本的に保証がしっかりしている
安価
絶版機でも手に入れることが出来る
(特にマニュアル機)

デメリット

高価
マニュアル機の数が少ない
寿命・信頼性に不安
故障時に修理が不可能な場合がある
保証がない場合も多い
最新型の人気機種の場合、新品と比べ
価格的なメリットが少ない

なんかカメラ会社か新品しか売ってないカメラ屋さんのまわしものみたいですね・・・(^^;)
カメラに使われている半導体には寿命があり、それらが寿命を迎える頃には
カメラメーカーでも部品保有期間を過ぎていることを覚えておかれた方がいいと思います。
ただ、昨今のデジタルカメラ、特にレンズ交換式一眼レフの急激な普及に伴い
かつてのフィルム用一眼レフカメラの中古価格は暴落しています。
そうした状況下で、少し前まで豊富なラインアップの有った一眼レフカメラを
中古でお求めになるのはお得な方法と思います。
一方、欲しい機種を新品で入手できるのはいつまでかわかりませんので、
その辺はお求めになられる方々の価値観次第かとも思います。

(参考)法定部品保有期間

初級機 製造終了後 5年
中級機 製造終了後 7年
高級機 製造終了後10年

※この期間を過ぎても機械的故障については修理可能な場合も多いですが、
機械的・電気的な故障共に直らない場合も多くあります。

余談ですが、「金融新品」というものもあります。
これは、色々な事情で新品のまま中古(に近い)流通ルートで販売されているものです。
こうしたものの多くは、販売店で新品に近い保証が受けられることが多いですが
(買う際には販売店に確認して下さい)
私は、こうしたものについては出来れば新品を買った方がいいと思います。
新品とそれ程価格の差があるわけでもないので・・・。

”初めてのカメラ選び”ページから来られた方は、こちらから戻れます。


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カメラ店の選び方

カメラを買う際、いつも同時プリントに出している店で買われる方は少ないのではと思います。

多くは大手の量販店や専門店でお買い求めになられると思います。
新品を買われるのなら、量販店を巡って安いところで買われるのもいいかと思います。
(最近は量販店の間同士では値段はあまり違わないようです。
ポイント何%とついていても、そうした分を計算してあちこち比較してもそれ程差が無いようです。)

カメラ店の場合、趣味的な商品のせいか店によっては独特の雰囲気を持っています。
特に「輸入カメラ専門」とかの場合は独特です。
なかなか落ち着いた雰囲気があるような気がします。 高いですが。
(まあ、元値が高いものばかりだから仕方ないのかも知れませんが・・・)

実用機を扱う店の場合、結構簡単に見分け方が付きます。
次項でも書きますが、安くていい店というのは繁盛しています。店員に活気があります。
(たまに、安くて良くても、落ち着いた雰囲気の店もありますが・・・)
また、来店されている方々の客層をご覧になられると、
ビギナーの方を含め様々な方々が訪れるところもあれば、顔馴染の顧客だらけのところなど
色々有ります。最初は前者の店舗の方がハズレの可能性が少ないため良いかと思います。

あと中古の場合、同型機種の何台かの中でベストのものを選ぶことになるので、
品数が豊富な店を選ぶということが重要です。
何台ものカメラを並べてチェックすれば、どれが良くてどれが危ないか、慣れれば見当が付きます。
こうした品数の多い店は、流行っている店が多い気がします。

結局最後は人です。
店員と客層、そして価格をみて、大丈夫と思えるのならOKではないでしょうか。


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「買ってはいけない」カメラ店

嘘をつく店員

私が大阪にいた頃、友人と某大手量販店にコンパクトカメラを買いに行きました。
値切っても店員は渋い顔。全然引いてくれません。
仕方ないので、他店の価格を引き合いに出したところ、
「あの店は保証がない。故障すれば代わりの新品と取り替えて対応する。
うちの店は保証がしっかりしているから正規の修理で行います。だから安心です」と
いわれたことがあります。

ここで「保証がない」といわれた店も、当然保証付きで販売していました。
この店員の説明をよく考えてみると、故障の際「代わりの新品と取り替えて対応する」方が
余程有り難いような気もするのですが、横にいた友人は信用しかけました。

このように、嘘を言ってまで買わせようとする店は要警戒ですね。
(実名は差し控えますが・・・。勿論、この時は別の店で購入しました。)

在庫を押しつけてくる店員

あと、ありがちなのが在庫を買わせようとする店。
余剰在庫は論外ですが、お客さんの求めている商品がない際に
たまたま店にある商品を「これがええで」と奨める店員。中古屋さんによくいます。
一見さん相手ならそれでいいのかも知れませんが、まともな商売人のやることではないです。

しっかりした店だと、「これかこれかなあ。でも今これは無いんやわ。また来てえな。
どうしても今?そやったら・・・これかなあ」といった感じで対応してくれます。
(基本的に、その様な店でしたら一通りは揃っているとも思いますが。)

こういう対応をして下さる店なら、またここで買おう、と思いますよね。

あとは店の雰囲気です。
良くて安い店は活発な雰囲気です。
ご主人がにこにこしておられます。
店員をみて、その人がダメならその店はダメです。


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買う前に要チェック!

新品の場合は箱入りのを買ってくるので、ここでは余り書けません。
主に中古について書こうと思います。

<中古カメラを買う際の注意箇所>

−−− 1  カメラ本体 −−−

1.やっぱり外見

ちょっとした擦り傷だけでも値段が安くなっているものです。
そうしたものは実用にするにはお買い得ですが、
目に見えて痛んでいるもの、本体にヒビやへこみ、サビなどがあるものは避けた方が無難でしょう。
中古で実用機を探す場合、いわゆる美品にこだわると高く付きますが、
並の上から上の位で探した方が後々無難かと思います。

2.フィルムを押さえる圧板の擦れ具合をみる。

この擦れ具合が激しい場合、よく使われていたということ。
カメラやさんが新品か中古かを見分ける際、ここをみるとわかると聞いたことがあります。

新品のカメラの場合、メーカー、機種によってはここにはプラスチックか紙のカバーが
かけられており、新品であることを証明しています。

3.ファインダー内のくもり具合など。

「くもり具合」と書きましたが、実際に曇っているのはNGです。

あと一部の一眼レフカメラで多いのが、プリズムの腐食。
見分ける方法としては、レンズを外してから、ファインダーを覗いたまま
カメラを少し上に向けると、黒い筋のようなものが見ることができます。
これがプリズムの腐食のようです。

4.電気系統のチェック

表示されるべきものが表示されなかったり、常時付くはずのものが点滅しているようなものは
避けた方が無難です。
(点滅表示の場合は、カメラの故障ではなく電池切れ警告の表示の場合もあります)
あとは、露出の値がことなる(明暗差のある)数カ所にカメラを向けてみて、
露出計の指示や自動露出の具合を確認することも重要です。
これで狂っているカメラを見つけることも出来ます。

数台同型機種が有る場合は、並べてチェックしてみましょう。
たまに一台だけ露出計の指示が違っていたりします。

機械的なところは割と治りやすいですが、電気的な故障の場合
古い機種は修理が出来ないことがあります。
実用機を買う際は、不安な場合は買わないのが鉄則です。

5.シャッターの音の具合

シャッターを切ってみて、乾いた音をしているようなものは怪しいです。
また、同じ機種のカメラを何台か同時にさわると、たまに違う音を発するものも
ありますが、これも怪しいです。
音だけではなく、裏蓋を開けたままシャッターを切って、それなりの
シャッター速度でシャッターが動いているかをみるのも有効です。
特にバルブと1秒以上〜1/60秒位まで段階的にシャッターを切ると
狂いの大きなカメラを見つけることがあります。
たまにテストしているうちにシャッターが一時的に閉まらなくなるというのも有りました。

6.フィルムカウンター

シャッターをチェックしつつ、結構忘れがちなチェックポイントです。
(シャッターのチェックって、裏蓋を開けてテストするので、このときはカウンターが動かないのです)
お忘れなく。
機械式のものなら、調整で直ることも多いとは思いますが、部品がないため修理不可の場合もあります。
また、最近のカメラの液晶パネルの不良の場合、修理代が高額になりますので避けた方がいいでしょう。

7.セルフタイマー

機械式・電気式どちらでも、意外と故障していることがあります。
カメラにより操作が違う場合もありますが、色々触っても動かないものはだめになっている可能性が高いです。
また、電子式だと基盤交換の修理が必要で、実質修理不可の場合も多くあります。
一度は触ってみて、動かないようならやめた方がいいと思います。

−−− 2  レンズ −−−

1.くもり・カビ・サビ

レンズを覗いて、レンズ内にもやっとしたものが出ている場合は避けた方が無難です。
くもりやカビの場合があります。

カビについては、修理により軽度なものは除去できますが痕が残ることがあります。
くもりについては、レンズ交換しか方法がありません。
実質的に修理不可と思っていいと思います。

サビが鏡胴に表れているものもあります。これは論外。

中古のレンズには、少しぐらいのほこりが入っているのはやむを得ないことです。
その分、価格が下がっているのであれば良しとお考えいただければと思います。

2.絞りバネの動き・連動接点部分の動作具合

ちょっとしたゴミよりもこちらの方が余程重要です。
絞りリングを絞って、内部の絞りがスムーズに動いているかを確認することと、
レンズマウント部の絞り機構連動接点が正常に動いているかのチェックが必要です。
連動接点のチェックについては、店員に断ってからの方がいいかもしれません。

他にも有ると思います。お詳しい方お教え下さると嬉しいです。

実用機を買う際、必要なのは「買う勇気」ではなく「買わない勇気」だと思います。
調子の悪いのを買って大切な撮影でトラブルを起こしてからでは遅いです。
多少時間をかけ、何度も足を運びさえすれば必ずいいものが見つかります。


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値切りの極意・・・かも?

私が大阪にいた頃聞いた話です。

まず値切る。
値切った後に端数を値切る。
最後に支払う段でお札の単位までしか出さず、「これで!」という!

他の地方で通じるのかどうかはわかりません。
大阪でも、こんなことが通じるところは少ないです。
(でも、通じたこともあったような・・・)

基本的には、カメラ店に足繁く通い、店の方と顔なじみになること。
店によってはこれで全然違ってきます。

買う際にも、店員さんと話しながらじっくりと現物を見せてもらい
質問をするところはしてから価格交渉をした方がお互い楽です。
店員も人の子ですし、コミュニケーションを取りやすい客の方がやりやすいですから。

本当に安い店は値切れません。
その代わり、店員と仲良くさせていただいていれば、絶対にいいことがあります。

その他、新品のカメラの場合、大手量販店で購入する場合だと、
ポイントカードといったものが使えるので、これを利用すれば実質的に1割くらい安く買えます。
こうしたポイント制を導入している店舗では、時期・商品によりポイントの%が変わる場合もあります。
ポイントの%が高い時にポイントをため、低い時に使うようにするといいでしょう。
また、店舗によりますが、ポイントが付かなくなる代わりに値切ることの出来ることもあります。
関西に限らず値切る事は可能ですので、ダメモトでもやってみて下さい。

最近はホームページ上の仮想店舗や、オークションでも購入できるようになってきました。
でもまだ高い印象を受けます。
価格の面以外にも、実際に現物を手にとってさわれるカメラ屋まで行くことをお奨めします。
値段の点だけでなく、実際に手にとって確認できるメリットは大きいと思います。


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一緒に買うもの

カメラ+レンズの他に・・・

すぐ欲しくなる?アクセサリー

ストロボ
(フラッシュ)

室内での写真撮影に重宝するもの。
最初はあまり大きなものを買う必要はないと思います。
(大きなもので万能に使うより、小さなものと大きなものを
使い分けた方がなにかと楽です。)

三脚

必要な方に。
一眼レフにつける場合は、ある程度しっかりしたものを
選んだ方が無難です。
一眼レフを買うのと同時に買うのは・・・重いかも。
必要になってから買うのでも構わないでしょう。

見落としがちなアクセサリー

フィルター レンズの先端に取り付ける薄いガラス板です。
様々な特殊効果を持つものもありますが、まずはレンズの保護用として
一枚付けておくといいと思います。
常用としては、「MCプロテクター」「UV」「スカイライト」があります。
最初のうちは、レンズの先端をさわりがちなので、このフィルターと
下に述べるクリーニング用品は必須です。
マウントキャップ レンズ交換の出来るカメラの場合はあった方がいいです。
マウント(カメラとレンズを取り付けるところ)のキャップで、
レンズを外したときにカメラ・レンズの内部を保護するために付けます。
安価なのでぜひ1セット用意しておきましょう。
(カメラとレンズをバラバラで購入した場合は最初から付属してきます。
ただ、付属のではなくメーカー純正のを後で買った方がしっかりしている
場合も多いです。)
レンズクリーニング
用品
レンズが汚れたとき、レンズを綺麗にするための用品。
ブロワー、クリーニング液、クリーニングペーパーの3種類です。
レンズを普通のちり紙で拭くと傷がつくので注意!

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買った後にまず行うこと

数点有ります。
新品・中古に関わらず行われることをお奨めします。

1.盗難対策のため、製造番号を控えておく。

万一の場合に役立ちます。
店側がしっかりしていて、商品が盗難・火災保険に加入している場合は
店側でも控えているのですが、そうでない場合は控えていない場合もあります。
万一に備えて行っておきましょう。
盗難に遭ったとき、被害届を出す際にこの製造番号が必要になります。
(もっとも、被害届を出しても戻ってくる可能性は低いのですが・・・)

2.できるだけ早いうちに、テスト撮影をしておく。

新品は1年間の保証がありますが、初期不良の場合は交換になるなど、扱いが別になることもあります。
中古の場合は、保証がない場合でも確認すれば購入後1週間内の不良は返品可能なところもあります。
その間に必ずフィルム1本は撮影・現像して、動作確認をしておきましょう。

カメラ屋で売っているからといって、必ずしも正常に動くとは限りません。
機械である以上、故障は起こりうるものです。
フィルム1本を通して撮影しただけ、デジタルカメラでも100枚程度撮影しただけで故障したこともあります。

旅行や結婚式の前など、大切な撮影の前にカメラを買う場合は
必ず期間に余裕をもって買い、大事な撮影の前までにテストを行っておきましょう。
その方が、トラブルを防げるだけでなく、操作に慣れることにもつながります。


1. カメラを買う前に気になる言葉


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