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 カメラをはじめて買う人のために
06/01/01 updated


カメラを買う前に気になる言葉
 

画像については、各項目から画像付きページへリンクする形をとっています。
少しずつ作っていきます。よろしくお願いします・・・。


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ピントとは?

ピントとは、レンズを通してフィルム面に入る画像が焦点に集まることを指します。
この様に書くとよくわかりにくいのですが、写真に写っているものが
どれだけくっきり写っているかを示す言葉と考えて下さい。

写真の中で写したいものがくっきりと写っていれば「ピントが合っている」といい、
ぼーっとしていれば「ピントが合っていない」「ピンぼけ」といいます。


ピントの合わせ方

最近は、オートフォーカス(AF)のカメラが普及し、自動的に合わせてくれるものが増えてきました。
ただ、昔からあるカメラの中には、自分でピントを合わせる必要のあるカメラがまだ多くあります。

オートフォーカスカメラの場合

ファインダーを覗き、画面の中心部にある枠(カメラ側でピントを合わせることができる部分)を
写したいものに向け、シャッターボタンを半押しすると、ピントが合います。
(細かいことをいえばまだあるのですが、基本的にはこれでOKです)

マニュアルフォーカスカメラの場合

カメラの種類により、合わせる方法が違います。
(ここからは、必要に応じて読んで下さい)

一眼レフカメラの場合

一眼レフカメラでは、ファインダーを覗いた画面でピントを合わせます。
一般的なものだと、中央部に半円上のものがあり、その半円の上下で
写したいもの(これから「被写体」といいます)が分かれています。
この2つの画像がずれている場合はピントが合っていないので、
ずれをなくすようにピントを合わせます。
この半円状の方式を”スプリットイメージ”といい、もっとも簡単な方法といわれています。
(古いカメラの場合、付いていないことも多々あります。)

次に、スプリットイメージの周囲にある細かいギザギザの画面で合わせる方法もあります。
ピントが合っていないと、ざらっとして何が写っているかよくわからない画面になりますが
ピントが合えばくっきりと写る部分です。
この部分を”マイクロプリズム”といいます。

最後に、画像のぼけ具合でピントを合わせる方法があります。
画像がくっきりと写っていればピントが合っており、
画像がぼーっと写っていればピントがあっていないというものです。
この方式を”マット”といいます。
上の2つの方式は、備えていないカメラもありますし、オートフォーカスのカメラで
マニュアルのピント合わせをしようとすると、この方法しか使えません。
説明は簡単ですが、実際に合わせるのは上の2つと比べて少し難しいもしれません。

二眼レフカメラの場合

基本的には、一眼レフカメラと同様です。
ただ、私の持っているカメラ(lomo)の場合、マイクロプリズムとマットしか付いていません。
他のはどうかわかりませんが・・・。

レンジファインダー機の場合

こう書くと難しそうですが、要するにライカとかの一眼レフでないものの場合です。
ライカ以外にも、ヤシカエレクトロ35やキャノネットなどの、昔一般的に使われていた
カメラでもこの方式が使われています。

画面中央部に黄色い枠があり、そこに写し出される画像とファインダー自体に
写し出される画像のずれをなくすことでピントを合わせる方法です。

その他の方式

その他には、目測式という簡易的な方式が用いられています。
これは、ファインダーを覗いてピントを合わせるのではなく、レンズやカメラに記されている
距離目盛りやマークを用いて大体のピントを合わせる方式です。
主として廉価版のカメラや小型機に用いられています。
こうしたカメラには広角のレンズ(広い範囲を写すことのできるレンズ)が
付いていることが多く、そのレンズの性格上
目測というアバウトな合わせ方でもピントが合うのです。

もっと簡易的な方法として固定焦点という方式もあります。
おなじみのところでは、”写ルンです”等のレンズ付フィルムがこの方式です。
この方式では、設計時に主として記念写真を撮影するためのカメラと考えて
2〜3m位にピントが合うように設計されています。
この場合も通常広角のレンズが使用されているため、それなりにピントが合うのです。


露出とは?

露出とは、写真のフィルム面に当たる光の量のことです。

次項で詳しく述べますが、カメラの露出は、フィルム面にあたる
光の量により決まってきます。

多少のズレは許されるのですが、原理的には
フィルムにある一定量の光が当たることがきれいに写ることへつながります。
そこで、撮影時にはフィルム面に入る光の量を調整する必要があるのです。

最近はこの操作をすべて自動で行ってくれるものも多いので、
全自動タイプのカメラで始める方は、撮りながら覚えられた方がいいかもしれません。

マニュアルのカメラですと、事前に最小限の知識があった方が良いですが、
それ以降は撮りながら身につけていくといいと思います。


露出の合わせ方

フィルムにある一定量の光が当たることがきれいに写ることへつながります。
そこで、撮影時にはフィルム面に入る光の量を「絞り」と「シャッタースピード」の2つで
調整します。
実際の合わせ方についてはこちらを御参照下さい。


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フィルムの「感度」

フィルムの箱に書いてある数字のことです。

簡潔に書くと、その数字が高いほど、暗い場所での撮影でも楽に行うことができますが、
数字が小さい(=感度が低い)フィルムの方がきれいな写真を撮ることができます。

フィルムへの露光量はこの感度に比例して変わります。

例えば、同じ条件下で写真を撮る場合、ISO100のフィルムはISO400のフィルムで
撮る場合の4倍の光の量が必要です。

一般に、ズームコンパクトカメラの場合、ISO400クラスのものが推奨されています。

一眼レフなどで、単焦点レンズ(ズームレンズでないレンズ)を使う場合は
日中ならISO100で通常は十分です。


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レンズについて

通常のコンパクトカメラの場合、レンズはカメラと一体になっています。

しかし多くの一眼レフカメラや、最近流行のレンジファインダーカメラの場合、
レンズを付け替えて使用することができます。
レンズを付け替えることで、広角から望遠まで、フィルムに写る範囲を変えることができます。

また一眼レフの場合、上記に加えて顕微鏡・内視鏡・天体望遠鏡などにつけることができ、
写真撮影の範囲がコンパクトカメラと比べ大きく広がります。


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レンズの数字

レンズには大別して次の4種類の数字が書かれています。

1.50mm, 28-80mm等の"mm"がつく数字
これを、「焦点距離」といいます。

2.f1.8, f3.5-4.8等の"f"がつく数字
これを、「絞り値」といいます。

3.距離目盛りの数字

4.絞り目盛りの数字
「絞り値」の段階の目盛りです。


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焦点距離とは?

50mm, 28-80mm等の"mm"がつく数字のことです。

この数字が小さいほど、画面に写り込む範囲が広くなり、
数字が大きいほど、画面に写り込む範囲が狭くなります。

よく、レンズのカタログで、各焦点距離で撮影した場合の見本写真が
掲載されていますので、それを御参照下さい。

最初は、28-70mm, 35-70mm位のズームレンズか50mmの標準レンズと呼ばれるものが
良いと一般的にいわれています。


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ズームレンズとは?

1本のレンズで焦点距離を変えることができるレンズ。

1本だけで望遠からワイドまで、写り込む範囲を変えることができます。
単焦点のレンズを数本買うよりも、ズーム1本買う方が安上がりです。

ただ、1本のレンズにレンズ数本分もの役割を持たせたため、
単焦点レンズに比べて画質は劣るといわれており、
また同じ性能の単焦点レンズよりも大きく重くなります。

ズームレンズは開放f値が小さいため、暗いところでの撮影では単焦点レンズに比べ不利です。


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絞りとは?

一定の時間内にレンズを通る光の量を調整するもの。
f1.8, f3.5-4.8等の"f"がつく数字で表されます。

この数字が小さいほど、一定時間に通る光の量が多くなり、
数値が大きいほど、一定時間に通る光の量が少なくなります。

実際に画像付きページを見て下さい。

通常のレンズの場合、絞り値は小さい数字から大きい数字へと沢山書かれています。
おそらく下記の順になっていると思います。

f1.0, 1.4, 2, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22, 32

(レンズの設計の問題で、これと違う数字が最初にくるレンズも多いです)

この数字が1つ大きくなるごとに、一定時間に通る光の量は半分になり、
1つ小さくなるごとに、一定時間に通る光の量は2倍になります。

この絞り値とシャッタースピードを組み合わせて、露出を決めるのです。

レンズに記されているこの絞り値の数字が小さい程、明るいレンズといわれます。
明るいレンズ程、
・暗いところでも速いシャッタースピードで撮影できる分撮影しやすくなる。
・背景をぼかすことができ、主題を強調することが出来る。
・ファインダーを通して見える画像が明るくなり、ピント合わせや構図の決定が容易。
等のメリットがあります。
但し、明るいレンズになる程レンズの価格が高価になります。


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シャッタースピードとは?

レンズを通る光の量を光を通す時間で調整するもの。
1/125(秒)などの分数で表されます。

この数字が小さいほど、光を通す量が少なくなり、
数値が大きいほど、一定時間に通る光の量が多くなります。

通常、下記のように並んでいると思います。

1, 1/2, 1/4, 1/8, 1/15, 1/30, 1/60, 1/125, 1/250, 1/500, 1/1000 (sec.:秒)

この数字が1つ大きくなるごとに、光の通る時間が倍になり、光の通る量も2倍になります。
またこの数字が1つ小さくなるごとに、光の通る時間が半分になり、光の通る量も半分になります。


2. カメラを買うまで


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