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モノクロ現像入門−印画紙現像の準備 |
10/11/01
updated
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事前の準備 |
現像設備・用品類の準備 |
こちら(現像設備・用品のページ)をご参照下さい。 通常は、ほこり・カビなどが付かない状況で保管しておけば十分です。 引伸機・引伸レンズについては、カビなど付かないよう注意して保管しましょう。 |
現像薬品類の準備 |
こちらの準備は現像までに余裕を持って行って下さい。 ここでの作業はすべて明るい状態で行うことが出来ます。 各液の溶解 1.現像液 50度の温湯を用意し、少しずつ溶解を行います。 溶解は必ず一度に行います。 (小分けして使用しようとすると、袋の中の薬品成分が片寄ってしまい、 本来の液の性能が発揮できない場合があります) コレクトールE,パピトールなど通常の現像液の場合、溶解する段階では使用液の半分の容量に溶解します。 使用前に、上記の液を2倍の濃度に薄め、使用液とします。 (最初から使用液の希釈率で溶解してしまった場合は、そのまま使って構いません。 ただし、本来の濃度で保管するのに比べて保管中の液の疲労が早いかも しれませんので、あえて行うことはおすすめしません。 2.停止液 停止液は使用直前に溶解を行います。 この段階での作業は不要です。 (溶解について一応記します。現像直前の準備事項でも記しています。) お使いの酢酸の希釈率にあわせた割合で、酢酸を溶解します。 富士酢酸(50%)の場合は、1000cc当り30ccの割合で酢酸を溶解します。 (ナニワの90%酢酸など、希釈率が異なる場合は溶解する量も異なります。 なお90%の酢酸は100%と考えて計算しても構わないと思います) 3.定着液 必ず30度以下の水温の水に溶解します。 袋に記された規定量の水に、少しずつ定着液の粉末を溶解していきます。 溶解は必ず一度に行います。 (小分けして使用しようとすると、袋の中の薬品成分が片寄ってしまい、 本来の液の性能が発揮できない場合があるほか、溶解できない場合もあります。) 途中でかき混ぜる作業を中断した場合、たまに白濁した液が出来る場合があります。 この白濁した液は、定着液としての役を果たすことが出来ません。 そのまま廃棄して下さい。 他の液と異なり、少しくらい泡が入っても構いませんので、完全に溶けきるまでかき混ぜ続けて下さい。 4.水洗迅速液 現在通常使われている印画紙(ポリエチレンコート紙:WPペーパー,RCペーパーなどともいいます)の場合は不要です。 袋に記された規定量の水に、少しずつ薬品の粉末を溶解していきます。 途中でかき混ぜる作業を中断した場合、メスカップの下のほうで固まりますが、またかき混ぜ続ければ完全に溶解できます。 他の薬品と比べても寿命が短い液ですので、ある程度予定がはっきり立ってから準備した方がよいでしょう。 また、使用しないときは必ず密栓をしたポリビンに入れて下さい。 5.水切り液(あるいは長期保存剤) 現在通常使われている印画紙(ポリエチレンコート紙:WPペーパー,RCペーパーなどともいいます)の場合は不要です。 バライタ紙(印画紙の表面がポリエチレンなどで覆われておらず、水分や各液の成分が印画紙の中にしみこみやすい紙:FBペーパーということもあります)の場合も、長期保存が必要な場合に長期保存剤を使う程度です。 原液の入ったポリビンに記された規定量の水に、希釈率を注いでいきます。 注いだ後かき混ぜるだけで作業終了です。 |
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