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 モノクロ現像入門−印画紙現像
10/11/01 updated

引き伸ばし(焼き付け・露光)


引き伸ばし機のフィルムキャリアにフィルムをはさみます。


引き伸ばし機の下にイーゼルを置きます。
イーゼルの上に、印画紙と同じくらいの厚さの紙を1枚はさみます。
このイーゼルを引き伸ばしの下の台のところに置きます。


置いた後、まずその紙にピントを合わせます。
まず粗調整ノブで大まかなピントを合わせた後、微調整の部で厳密なピントを合わせます。
粗調整時には目測で、微調整時にはフォーカススコープを用います。

フォーカススコープでのピントあわせでは、フィルムの粒子の見え具合でピントを合わせます。
(露光面を大きく拡大するので、画像としてのピンとあわせはできません)


この写真の場合、外側の白い部分が祖調整ノブ、
内側の赤い部分(MINUTE ADJUSTERと記されている方)が微調整ノブです。
(これは富士B,S69,B690の場合。機種により調整方法は異なります。
富士FD690,LPL7700シリーズはこれとほぼ同等(ノブの色は黒一色、)
富士S690,SS690,SD690,SD690N他は粗・微調整ノブが別位置にあります。
廉価な機種の場合、粗・微調整を1つのノブで行う機種もあります)


ピントがあったら、引き伸ばし機のレンズの前にある赤いフィルタを引き伸ばしレンズに重ねます。
これは、印画紙が感光するのを防ぐためのものです。


イーゼルの中のピント合わせ用の紙を外します。
そこへ、使用する印画紙を一枚挟み込みます。

(ワンポイント)

印画紙は、光沢のある面が表(露光する面)です。

わからなくなったときは、セーフライトに照らして見れば判断できます。


露光の時間を設定します。

引き伸ばしレンズの絞りと、タイマーの時間とで露光量が決まります。

引き伸ばしレンズの絞りはf8からf11位、
タイマーの時間は露光面の大きさ、拡大倍率ならびにネガの濃度により変わります。


露光を行います。

引き伸ばしレンズの前の赤いフィルターを外します。
タイマーのスイッチを押すと、タイマーで指定された秒数だけ露光されます。

露光が終わると、現像です。

(ワンポイント)

最初、露光時間が分からないときは、「段階露光」を行います。
一枚の印画紙に露光する際に、一定時間ずつに紙等で覆いをして、各時間毎の露光量が分かるようにします。
これを一通り現像した後、最も適当と思う秒数を選択すればよいのです。

現像へ進みます


露光(焼き付け) → 現像 → 停止 → 定着 → 水洗 → 乾燥

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