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 モノクロ現像入門−印画紙現像
10/11/01 updated

現像


現像は、

現像 → 停止 → 定着

の順で行われます。

(これはフィルム現像の処理の流れと同じです)


印画紙を静かに現像液の中に入れます。
現像液につける時間は90秒です。

(ワンポイント)

現像液に入れる際、印画紙の表裏の向きを気にされることがあります。
露光面(乳剤面)を下向きにすれば、印画紙がカブる(感光する)危険性が少なく、
液からの浮き上がりによるムラの発生が防げますが、
その一方でもし泡が付いていても分からず、気泡ムラのおそれがあります。
強いていえばですが、下向きは小型印画紙、上向きは大型印画紙に向いているかもしれません。
(・・・私自身は下向きにして行っています・・・)

それよりも大切なのは、印画紙を入れるときのコツです。
ぺたっと液の上にのせるのではなく、まず一片を液の中に差し込み、
反対側を指で押さえるように液に滑り込ませます。
これを手早く行えば、ムラのおそれはありません。


現像液に入れた印画紙は、ピンセットの先で印画紙の四隅と中央を順に抑えるようにして沈ませます。
そして撹拌(かくはん)を行います。
撹拌は、液の入ったバット(角皿)を持ち、液の表面を波立たせるように静かに上下させます。


90秒(稀に印画紙により現像時間が異なることがあります)経ったら、
現像液のピンセットで印画紙を挟み、良く液を切ってから停止液に移します。

(ワンポイント)

現像液の標準所要時間は90秒です。
この時間を超えたり不足したりすると、艶のない(しまりのない)黒色の綺麗でないプリントができあがります。
黒くなったからといって、現像途中で停止作業に移ったり、なかなか黒くならないと、
ずっと現像液につけていても綺麗なプリントはできません。
一旦指定の秒数(90秒)にて現像を打ち切り、定着まで行った後で仕上がりを確認してから
次の現像の時間決定の参考用に用いて下さい。
但し、現像液につけている間、撹拌の頻度を変えることにより現像の度合いを調整させることは可能です。

セーフライトの下で見ている状態と、明るい部屋の中で見ている状態とは
プリントのでき具合がだいぶ違って見えます。
セーフライトの下で真っ黒に見えても
仕上がりを確認するとそれ程でもなかったということはよくあることです。

停止へ進みます


露光(焼き付け) → 現像 → 停止 → 定着 → 水洗 → 乾燥

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